
うまみは人が持つ基本的な味覚のひとつ。だしの文化を持つ日本で、甘味、塩味、酸味、苦味に続く第五の味として発見されました。
うまみ成分の種類は、大きく二つに分かれます。野菜や海藻・発酵食品などに含まれるものと、肉や魚介類・きのこ類に含まれるもの。両方を合わせることでおいしさはグンとUPします。昆布とかつお節から取る一番だしは、その代表選手です。取り方は簡単、この機会に挑戦してみてはいかがでしょう。
また、各々の食材には素材本来の味があります。シンプルな調理法で素材の味を引き出すトマトのイタリアンすき焼きは、トマトやたまねぎのうまみが味わえます。子どものうちから食を通して舌で覚えたいですね。

意外に簡単!だしを取ろうお吸い物
材料
- 【一番だし】(作りやすい分量)
- 水…4カップ
- 昆布…10cm
- かつお節…15g
- 【お吸い物】(4人分)
- 一番だし…3カップ
- かまぼこ…8切れ
- 三つ葉…1/4束
- 薄口しょうゆ…小さじ1/4
- 塩…小さじ1/4
作り方
- 【一番だし】
- 鍋に水と昆布を入れ、しばらくおき、火にかける。
- 沸騰直前に昆布を取り出し、かつお節を加えて火を止める。かつお節が沈むまでそのままにしてこす。
- 【お吸い物】
- かまぼこは薄切り、三つ葉は小口切りにして、お椀に入れる。
- 鍋に一番だしを入れて火にかける。しょうゆ・塩で調味し、沸騰直前で火を止め、お椀に注ぐ。

素材のうまみを味わおう!トマトのイタリアンすき焼き
材料(4人分)
- 牛肉(薄切り)…400g
- トマト(大)…3コ
- たまねぎ…2コ
- キクナ…1束
- エリンギ…1パック
- にんにく…1かけ
- オリーブオイル…大さじ1
- <A>
- 砂糖…大さじ3
- 酒…大さじ4
- しょうゆ…大さじ4
作り方
- 牛肉は食べやすい大きさ、トマト・たまねぎは薄切り、キクナは半分、にんにくはみじん切りにする。エリンギは手でさく。
- 鍋にオリーブオイルを熱しにんにくを炒め、火を止める。たまねぎ・エリンギ・トマトを並べ、<A>を入れて再び加熱する。
- 半量の牛肉とキクナを加え煮る。